苦手なスタッフへの対応法

2016-03-28 リリース

何人ものスタッフと一緒に仕事をしているわけですから、

中には、どうしても苦手なタイプの人もいるでしょう。

同僚であれ、部下であれ、上司であれ、

それぞれ立場の違いはあるにしても、うまくつきあっていければいいですよね。

職場で顔を合わせると、嫌な気分になる、そんな一日が楽しいはずがありません。

そんな望ましくない関係においては、例外なくある事が欠乏しています。

 

それは、コミュニケーションです。

 

お互いにきまずい思いをするから、なるべく顔を会わさないようにする。

そうすると、あいさつすることが少なくなる、言葉を交わすことが少ないから、

たまに交わす言葉が、最低限の言葉数になり、ぶっきらぼうになる…

やがて、必要なことにしか関わることがなくなり、普段は無視し合うようになる…

人間関係の崩壊…そんな感じです。

 

こんな関係を修復していくにはどうしたらいいのでしょう?

答えはシンプルです。

コミュニケーションを一番簡単な部分から、再構築するのです。

顔を会わせる、あいさつをする、言葉を交わす。

簡単だけど、難しいんですよね。

こういったことは、強制的にやるように仕向けていくしかないのです。

良い意味での、前向きな強制です(笑)

 

Aさん、Bさんの関係を再構築するのであれば、

第三者のCさんに入ってもらいます。管理者的立場の人ならベストです。

そして、AさんとBさんどちらでもいいです。Cさんが好きな方に、

(この場合はAさんとしましょう)

Cさんが目視できる状況で、Aさんに、Bさんへの挨拶を義務づけるのです。

それも、最高の笑顔と共に。作り笑顔でも大丈夫です。

少し慣れてきたら、挨拶とちょっと一言を添えていきます。

「おはようございます。今日は良い天気ですね」「おはようございます。あっ、髪型変えたね」

「おはようございます。桜が咲いたね」などなど。

Bさんに、無視されても、無反応でも、反応に関わりなく、1ヶ月間ひたすらやり続けます。

Cさんは、その姿をチェックし続けます。これが大事です。頑張った行動への承認がいるのです。

1回500円なんていうご褒美があると、さらにモチベーションが上がります(笑)

1ヶ月間、継続すれば、Aさんに対するBさんの反応が間違いなく変わってきます。

挨拶をきっかけに、関係修復に向けての好循環が始まるのです。

 

策に走る、ましてやお金なんてと不純に思うかも知れません。

でも、そんなことより2人の関係を修復することの方が大事なのです。

ここは、行動を起こすことを最優先するのです。動機は不純でいいのです。

 

2人の関係が修復した後で、3人交えて、実はこんなことをしていたと笑い話にすればいいのです。

何もしなければ、関係は悪化の一途をたどるのです。

そして、遅かれ早かれ、どちらかが職場を去ることになるのです。

動機は不純でも良い。とにかく具体的行動を起こすこと!

これ以外、問題を解決する方法はないのですから。

 

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