職場のコミュニケーション不足を解消するには

2017-10-17 リリース

人間関係がうまくいかないという問題の根幹は、コミュニケーション不足です。

お互いに言いたいことを言い合えていないから、うまくいかないのです。

でも、言いたいことが言い合える職場というのは、一朝一夕にできるものではありません。

では、どんな取り組みをしていけば良いのでしょうか。

それが、1分間対話なのです。

二人が向き合って座り、話し手役と聞き手役を決めたら、

1分間ずつ交代で、1つのテーマについて話をするだけです。

話し手が話している間は、聞き手は聞き手に徹します。

決して、自分の話はしません。ここが大事です。

ひたすら話を聞く、うなずきやあいづちも入れながら、話を盛り上げながら聞きます。

そして、聞き終わったら、役割を交代します。

これを、毎回ペアを変えて、職場のいろんな人とやっていくのです。

 

この1分間対話を、職場内で何回も繰り返すことです。

朝礼や夕礼で、ちょっとした時間を1分間対話に使います。

忙しい時間かもしれませんが、やってみましょう。

3分あれば、できるのです。

朝礼時のテーマは、やはり元気や笑顔が出るように、

「自分が好きなもの」について、話してもらうのがいいでしょう。

好きな食べ物、飲み物、店、芸能人、本、テレビ番組、映画、スポーツなどなど、

好きなものについて話をしていると、人は、自然に笑顔になります。

これで、朝のさわやかなスタートができます。

そして、夕礼で、是非やって欲しいことは、

「今日の仕事で良かった事、嬉しかった事」です。

どんな些細なことでもいいのです。

利用者のちょっとした変化、自分ができたこと、感謝など、

サービス業は「気づき」の仕事です。そして介護の仕事は、究極のサービス業です。

だからこそ、みんなの「気づき」と「役立った感」を大切にしたいのです。

 

朝礼や夕礼に加えて、月に1回のミーティングや全体会議でもやります。

まずは、ミーティングの冒頭で「自分が好きなもの」について1分間対話。

そして、みんなから意見が欲しい時も1分間対話です。

「誰か意見のある人は?」と聞いても、手があがらないことが殆どでしょう。

でも、「このことについて、2人で1分間対話してください」とやれば、

2人の間で何らかの意見が交わされるはずです。

その後で、それらの意見を出し合ってまとめればいいのです。

さらに、ミーティングの最後には、

「今日のミーティングで気づいたことや感想について」1分間対話。

1回のミーティングで3回の1分間対話ができます。

これをやることによって、ミーティングへの参加意義を感じることができるようになります。

参加者同士の相互理解も深まり、一体感が上がります。

1時間の会議中に一言も口を開かなかったというような会議など何の意味もありません。

 

こんな形で、1分間対話を職場の中に積極的に取り入れ、

お互いがコミュニケーションをとる場面を強制的に作るのです。

例えば、ギクシャクした関係は、避けていても解決しません。

逆に、距離ができ、溝が深まるだけです。

強制的にでも、2人が向き合って言葉を交わすことによって、

少しずつでも、良い方向に向かっていくのです。

コミュニケーションは、かけ声だけでは良くなりません。

具体的な行動の仕組みこそが、風通しの良い職場をつくるのです。

誰でも、どこでも、簡単にできる1分間対話を、職場に定着させましょう!

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