職場への貢献を祝う場を作る

2017-10-29 リリース

スタッフが、仕事を通じて様々な貢献をし、成果を出した時に、

それを職場のみんなで、お祝いする、認め合う場面はあるでしょうか?

5年、10年単位の勤続表彰だけで終わっていませんか?

スポーツの世界がわかりやすいのですが、試合に勝てば全員で喜びを分かち合います。

またプロ野球やサッカーのJリーグなどでは、1年間のリーグ戦を終えて、

優勝したときには、大騒ぎで喜び合います。

日本一なんかになったりしたら、祝勝パレードまでやりますよね。

祝う方も祝ってもらう方も、笑顔溢れる最高の承認の場です。

もし、これらのお祭り騒ぎが無くて、

表彰式だけなら、頑張った選手達は、相当寂しいことでしょう(笑)

そして、お祭りが一段落したら、また次の1年に向けて、

全チームの全選手が新たな気持ちで、優勝という目標に向けて、動き始めるのです。

こういった形で、喜びを分かち合う、そしてリセットし、

次のステージに向かっていくという、このメリハリが職場にも必要なのです。

 

ここで大事な事は、スタッフのどんな行動を評価するのかということです。

スポーツでいうなら、何をしたら点が入るのかということです。

これが明確になっていれば、チームが勝つために何をすれば良いのかということを

全員が共有することができます。

しかし、職場では、自分が何をすれば、チームの勝利に貢献できるのかということが

理解できていないことが多いのです。

どうすれば勝てるのか誰もわかっていないのです。

あなたの職場では、それが明確になっているでしょうか?

どのような行動が評価されるのでしょうか?

営業や販売、製造等の会社でしたら、その成果は数字となってわかりやすく共有できるのですが、

介護業界では、何の数値をポイント化していけば良いのでしょうか?

このことを、職場の全員で話し合い、共有することが大事です。

 

そして、2つめは、一定の期間が終了したら、気持ちをリセットするということです。

これが無ければ、メリハリがつかず、ダラダラと年月だけを重ねていくことになってしまいます。

リセットは、四半期に1回あれば、ベストですが、1年に1回は、絶対に必要ですね。

それも、ただの食事会や飲み会で、親交を深めるだけで終わらせるのではなく、

お祝いの場を作って欲しいのです。

年間MVPでも新人賞でも部門賞でもいいのです。

「○○さんが1580ポイントで年間MVPです!おめでとうございます!」

しっかりと認め、みんなで、拍手し讃えあえる場があれば、盛り上がります。

さらに、8割くらいの人が達成可能な標準クリアポイントを決めて、

クリアした人を、これまた盛大に讃えます。

これが、大事なのです。一部の人だけが喜ぶのではなく、勝者は多い方が良いのです。

マラソンでは、制限時間内に完走できた人が全員勝者です。

完走できなかった人は、来年完走目指して挑戦する。

完走できた人は、さらなる自己ベストを目指して来年も頑張る。

1年間の頑張りをねぎらって、また新たな気持ちで来年に臨む。

こんな仕組み作りに取り組んでみませんか?

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