孤独を感じさせない

2017-08-02 リリース

さて、今回は前回に引き続き、人が職場を去る3つの理由から。

2つめ、孤独を感じる時。

チームで仕事をするのですから、仲間の輪に入るというのは重要な儀式です。

難しいのは、現在の職場の人間関係が良くて、受け入れる側の一体感が強いほど、

新人さんは、その輪に入るのが難しくなるという皮肉な状況が生まれるということです。

 

自分が受け入れてもらっているということは、非常に大事で、

例えば、ウェルカムボードや社内掲示版で、「○○さん、ようこそ、○○(事業所の名前)へ」

みたいな感じで、歓迎の気持ちを表現するのがわかりやすく、

視覚的にすぐ伝わるのでいいですね。

恥ずかしいけど嬉しいという場面の演出です。

 

また、自己紹介も、本人だけがやったのでは、一方通行なわけで、

職場全員が自己紹介をして迎えるのが礼儀でしょう。

名前だけでなく、ちょっとした自己開示と、歓迎する言葉も添えて欲しいですね。

とにかく双方向のやりとりが基本。

双方向かつ短時間で充実した内容にするには、

やはり「質問じゃんけん」が、最も効果抜群なウェルカム儀式でしょう!

これは、文章では説明しにくいので、研修で説明します(笑)

 

それから、歓迎会も必須です。

飲み会がベストですが、アルコール抜きのちょっとした食事会でもいいでしょう。

職場を離れた非日常の空間でやることがポイント。

決してやってはならないのは、新人さんを複数まとめての歓迎会。

これが許されるのは4月の新卒採用歓迎会のみです。

実際の現場では中途採用が圧倒的だと思います。

ですから、1人でも新人さんが入ったら、

遅くても、入社から1週間以内に歓迎会をやらなければなりません。

定期ミーティングの時に合わせてやるとか、まとめてやるなどもってのほか。

その新人さんのことを大事に思っていないから、そんな発想になるのです。

そういった気持ちは必ず新人さんにも伝わります。

既存の職員全員が揃わなくてもいいのです。主役は新人さんなのです。

歓迎会を職場全体のコミュニケーションをとる場にしないでください。

そんなことをするから、新人さんが仲間の輪に入っていけなくなるのです。

 

新人さんを歓迎していることを、みんなが気持ちだけでなく態度で表す。

これらが新人職員さんを受け入れる基本体系です。

もし、やってはいけないことをやっていたら、すぐやめて、

さっそく、これらの歓迎儀式を忠実に実施していきましょう!

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