話が違う
2017-07-27 リリース
業種を問わず、人が職場を去る3つの理由があります。
「話が違う時」「孤独を感じる時」「成長が感じられない時」
今回は「話が違う時」
入社前に聞いた待遇面の話と実際の現場との乖離があった時です。
条件面など、現実を正直に伝えることは、
当たり前のことですが、意外にできていないことが多いのです。
出社時間や帰社時間が、面接時に説明された時間と違う
残業は無いと説明されたのにある、
夜勤はしなくて良いという条件だったのにやらされる、
仕事内容以前に、こういった不満があると
経営者に対する不信感が生まれ、信頼感が持てなくなります。
何を信じて良いのかが分からなくなる。
裏切られたとか、騙されたという気持ちは根深く残るものです。
一度失った信頼を取り戻すのは本当に難しい。
特に既存の職員が何らかの理由で職場を去り、
残った職員で、何とかやりくりしようという状況に陥り、
個々の勤務条件が変わる時には最大の気配りが必要です。
スタッフの側も、頼まれた時に、
「嫌です」とか、「できません」と言えばいいのですが、
頼まれるとノーと言えない人が圧倒的に多いのです。
黙ってやってくれてるからということで安心するのは危険過ぎます。
ネガティブなエネルギーがどんどん貯まり、やがて爆発することになるのです。
説明責任を果たすことは運営体制の問題としてすぐ修正できる話であり
決して難しい話ではありません。
「話が違う」というセリフは新人スタッフさんに絶対に言わせてはならない言葉です。
言った言わないを避けるためにきちんと書面に残すということも忘れずに。
特に就労条件に関しては、労働基準法にも関わることです。
当たり前にやるべきことをきちんとやる。
こんなところから、しっかり運営体制を見直してください。