スタッフの世代間ギャップ
スタッフを定着させていくための方法として、世代間ギャップを埋めていくという策があります。
特に、高卒の新人スタッフを、採用するのは、非常に大切なことであると思います。
社会人経験のない、若い職員を育てていくには、手間も時間もかかります。
あまりのできなさ加減に、周囲のスタッフがイライラしてしまうこともあるでしょう。
しかし、育てていかなければならないのです。
当たり前のことですが、事業を継続していくためには、
若い人を採用し続けていかねばなりません。
最初の一人は大変かもしれませんが、スタッフみんなで、育てて、支えて、
その若いスタッフが一度定着すれば、様々な相乗効果があるのです。
まず、苦労して新人を育てたという仕組みと自信が生まれます。
人を育てられる組織になったということです。
人を育てられる組織は、どんな人でも戦力化することができます。
少子化の時代、人を育てられない組織は存続できません。
そして、来年また高卒の新人スタッフを採用した時、
1歳上の年の近い先輩が一番の相談相手になってくれるのです。
どんなに頑張っても、年齢の差だけは、変えようがありません(笑)。
育った環境、価値観、共通の話題など、その世代でなければ共感できないものが必ずあります。
仕事やプライベートの悩みを、少しでも近い感覚で、共感してくれる先輩の存在が、
社会人になって間もない新人職員を、引き留めるストッパーになってくれるのです。
実際の職場では、自分の前に入社した先輩との年齢差が、
5歳以上離れているといったような例など、よくあります。
年が離れていると、なかなか心を開いて相談しにくいものです。
というわけで、あなたの職場がどんな年齢階層になっているか、
一度分析してみることをおすすめしたいと思います。
そして、世代間ギャップを埋めてくれるような年齢の求職者があれば、
積極的に採用し、しっかりと職場に定着してもらえるよう働きかけていきましょう。
そういった戦略的な人材採用と育成についても、
意識を働かせて、継続的に事業ができるよう取り組んでいきましょう。