この職場なら続く

2016-01-11 リリース

1月6日の日経新聞に

『技能磨けば給料アップ この介護職場なら「続く」』

というタイトルの記事が掲載されました。

兵庫県の社会福祉法人あかねさんが、スタッフの処遇改善を目指し、ケアマイスター制度を導入。

5段階の認定資格を設け、介護の専門知識や技能の習得度に応じて、

スタッフに独自の認定資格を与え、それを給与にも反映させることで、

モチベーションアップにも繋げているといった内容でした。

記事中の女性職員(36歳)は、総勢500人の中で試験に合格した精鋭8人が持つブラックカードを有し、

年収は560万円とのこと!これだけの待遇を実現できるのは、まさに経営努力の成果でしょうね。

 

そんな、あかねさんのホームページを拝見させていただいたのですが、

あらゆるところに、工夫が感じられます!勢いが感じられます!楽しそうです!

人材確保が課題の介護事業所が、参考にすべきサイトだと思います。

ぜひご覧になって、自社のホームページを改善してみてください。

(見ただけでは、何の意味もありませんよ(笑))

→あかねさんのホームページ

 

そして、ケアマイスター制度についてです。

本当は、あかねさんのように、厳密に制度化してやれば一番良いのですが、

経営環境や規模の大小も含め、実現するのは難しい事業所もあると思います。

しかしながら、事業所独自の認定資格をつくり、その階級に応じて、

月収に一定の金額を上乗せすることは可能ではないでしょうか?

介護福祉士、ケアマネージャーという公的資格の手当をベースに、

皆勤ポイント、転属ポイント、タイピング入力ポイント、会議・研修出席ポイントなど

を用意し、一定のポイントを獲得すれば、レベルアップできるとか、

 

また、筆記テストには、業務に直結する漢字テストや専門用語の意味を問う

基本的なテストを用意し、全体のレベルアップに応じて、

より難易度の高い筆記テストを準備していくことで、組織の質的向上を図る。

といった形で、スタッフの成長を目に見える形で評価し、手当に反映させていく。

こういった取り組みをしてみてはどうでしょうか?

 

1年勤務すれば、一律定期昇給するといった仕組みでは、惰性になるだけです。

そして、勤続年数が長いスタッフなのに、年数に応じた成長が見られないというような

事業所にとっても、本人にとっても残念な結果にならないようにできるのです。

雇用が「続く」職場づくりへ、独自の仕組みをつくっていきましょう!

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