過疎地域での人財確保対策

2023-07-30 リリース

 

子供と繋がる

過疎地域に位置する介護施設では、職員確保が非常に深刻な問題となっています。

年々厳しくなる中で、今できる対策について提案してみたいと思います。

まず、地域の子供たちと繋がることが重要です。

地元の小中学校、高校等と協力し、介護職の魅力と自施設をアピールする取り組みを行いましょう。

職業体験やインターンシップのプログラムを実施し、児童や生徒たちに介護職の魅力を伝えることで、

将来的な就職意欲を高めることができます。

特に職場体験の受け入れなどは、こちらから積極的に学校に関わるべきです。

介護事業所の職場体験は、生徒に与えるインパクトが強く、将来の就業に繋がる可能性が高いのです。

介護教室の開催もいいでしょう。介護という仕事に、子供の頃から興味をもってもらうことが大事です。

人材確保が困難な状況も地域全体として共有してもらって協力を得ましょう。

 

自然環境をPRする

また、地域の特性を活かした働き方の提案も効果的です。

過疎地には自然環境の美しさやのどかな暮らしがあります。

地域を飛び出したものの、都会の荒波に揉まれて、疲れて帰ってくる若者もいることでしょうし、

ずっと都会で介護の仕事をしていた人が、自然豊かなところで働いてみたいと思うこともあるでしょう。

実際に、ホームページにアップされている施設周辺の自然風景に心引かれて、

都会から移住してきたという介護職員の話を聞いたこともあります。

地元の祭りも有効活用しましょう。特に全国から地元に帰ってくる程の魅力があるようなら、

祭りが絶好のリクルートの場になります。熱烈に口説いて一本釣りするしかありません。

柔軟な勤務時間やリモートワークの活用、地域への移住支援など、

地域の魅力を生かした働き方をネットで提案しましょう。

 

口コミが一番

一番良いのは、職員からの紹介、口コミ制度です。

現職員による紹介制度を導入することで、新たな人材を獲得することができます。

職員が自身の知り合いや地域の人々に施設の魅力や働きやすさを伝え、

推薦してもらう仕組みを作りましょう。

今までは地元だけと思っていたかもしれませんが、全国に視野を広げてください。

Uターン就職組は毎年一定数必ずいます。職員の同級生もいるはず!それを見逃さないことです。

もちろん紹介お礼も弾んでください。

過疎地における介護施設の職員確保には、これ以外にも、報酬や福利厚生の改善、

研修やキャリア開発の支援、新たな採用チャネルの模索など、

総合的なアプローチが必要とされます。

地域の魅力を最大限に活かし、多様な人材を確保する努力を惜しまず、

やれることは全てやっていきましょう!

 

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