職場の禁句③
職場の禁句シリーズ、今回は「○○君」という君付けです。
自分より年下の男性、あるいは女性に対して松山君などと
君付けで呼ぶ人がいます。
わりとよく見かける光景で、周囲も特に違和感を感じていない場合が多いでしょう。
では、自分より年上の人や上位職の社長、施設長、理事長に対しても、同じように
松山君といった呼び方ができるでしょうか?
まずできないと思いますし、もし呼ぶと相手は気分を害するに違いありません(笑)
目上の人に対して使えない言葉というのは、上から目線の言葉ということです。
もっとわかりやすくいえば見下している訳です。
だから、見下された方は、本当は面白くないはずなのです。
ただ、ここには問題があって、
君付けされることに、相手が心地良さを感じている場合があるということなのです。
この2人の関係は依存関係であり、自立が促進されないので、互いに成長しません。
甘える、甘えさせるの関係です。職場においては百害あって一利無しの関係性です。
では、どうすればいいのでしょうか?
単純です。君付けではなく、さん付けで呼ぶのです。
「松山さん」と呼んで下さい。
新しく入ってきたスタッフがどれだけ若くても、さん付けで呼んで下さい。
最初に君付けで呼ばれると、50歳でも君付けで呼ばれることになるのです(笑)
切り替えのタイミングなど訪れないのですから…。
私が職場内研修で、このことを伝えるときは、今日からさん付けでいきましょう!
と強制的にお願いするのですが、
これを今読んでいるあなたに、もし、君付けで呼んでいる人がいるならば
切り替え方の良い方法があります。
その人が成長したなと思える行動を見つけて、
「もう松山君なんて呼べないなぁ。今日から松山さんと呼ぶようにするね」
と、切り替えを宣言するのです。
相手の成長を認めることで、自立心を刺激し、2人の依存関係が修正できます。
そうはいっても、長年の君付けは、口癖になっていて、さん付けには時間がかかるでしょう。
そこで、「明るい罰金制度」の登場です。君付けで呼んだら、相手に100円払うのです!
これで、万事うまくいきます(笑)