日本人の平均寿命を答えられますか?
2021-07-31 リリース
世界一の長寿国
2020年の日本人の平均寿命は女性が87.74歳、男性が81.64歳となり
共に過去最高を更新したことが、7月30日厚生労働省が発表した簡易生命表で分かりました。
前年からの伸びは女性0.30歳、男性0.22歳。
女性は2014年以来6年ぶりに世界1位になり、男性は世界2位となりました。
日本は立派な長寿国といえます。
介護のプロとして
人生100年時代と言われる中で、日本は確実に平均寿命を伸ばし続けています。
人生が100年になるということは、人生計画もそれに合わせて、
長期計画を立てなければなりません。
そんなお話を研修でもよくさせていただくのですが、
ちょっと気になることがあります。
お客様が高齢者である介護職のみなさんに、
「日本人の平均寿命は男女それぞれ何歳ですか?」
と質問して、答えられる人が殆どいないということなのです。
一般の方なら、仕方ないと思うのですが、
高齢者のお世話をするプロである介護職の人が
自分たちのサービスの対象となる高齢者の平均寿命を知らないというのは、
プロとしてどうなんでしょう?
と思うのです。
事業所でフォローする
職員個々が介護職の職業意識として知っておいて欲しいのは山々なのですが、
それが難しいのなら、事業所としての教育が必要です。
平均寿命はあくまでも一例に過ぎません。
プロの介護職として、身に着けておくべき知識は他にもたくさんあるのです。
個人の意識でカバーできないのなら事業所の教育でフォローする。
組織として成長できる「学ぶ社風」をつくって欲しいですね。
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