入社記念日

2016-05-30 リリース

職場の人間関係を良くする声かけとして、

「ありがとう」「頑張ってますね」「おめでとう」「うれしい」「助かりました」

という5つの言葉をどんどん使いましょう!

5つまとめて、「アリ・ガ・オ・ウ・タ」と覚えて下さいとお願いしています。

私の研修では、定番のように話す内容ですので、

このコラムでもとっくに取り上げているモノと思っていましたが、

取り上げていませんでした(汗)

最近、新たに閃いた活用方法があるので、今さらではありますが、

改めて披露させて頂きます。

 

さて、今回は「おめでとう」に関する話です。

「おめでとう」という言葉は、介護施設では、比較的良く聞かれる言葉です。

なぜなら、利用者の誕生日をお祝いするからです。

ほぼ100%の事業所で、「おめでとう」が飛び交っていることでしょう。

ところが、スタッフの誕生日に対して「おめでとう」とお祝いしているか尋ねますと、

殆どの事業所が、やっていないと答えます。

何か寂しいですよね。

人に喜びを与えるばかりでは、エネルギーも枯渇してきます。

たまには、喜びをもらって、エネルギーを補充することが必要です。

また、スタッフ間だけでなく、利用者からスタッフに

「おめでとう」を伝える場面があってもいいと思うのです。

もらうばかりでなく、与えられるということが、やりがいや生きがいに繋がるのですから。

経営者からは、高価でなくてもいいので、ちょっとしたプレゼントを渡せるといいですね。

日頃の仕事ぶりへの感謝のメッセージと共に、「おめでとう」を伝えて欲しいです。

 

さて、今回は、誕生日に加えて「入社日」もお祝いしてみませんかという提案です!

「〇〇さんは、今日で入社3年目になります。おめでとうございます。そしてありがとうございます」

と、みんなが集まる朝礼などで伝えるのです。

みんなから一斉に「おめでとう!」そして、拍手もすると更に盛り上がりますね。

入社日を、みんなでお祝いすることにより、

帰属意識や一体感、自己肯定感が高まると同時に、自分自身のふりかえりにも自然に繋がります。

年数を重ねる毎に、自分のこれまでの仕事ぶりと向き合う機会になると思うのです。

 

成長の節目というのは、非常に大事です。

1年に1回、自分の成長を意識する、そういった機会がなければ、

日々何の刺激も無いまま、ダラダラと1年過ごしてしまうことになるのです。

特に、仕事に慣れてきたベテラン職員さんは、気をつけて欲しいところです。

7年目と8年目の自分への気づきがどれだけ違うモノになっているのか?

殆ど変わらないのか、成長を実感しているのか、この1年の差は大きいですよ。

さあ、スタッフ全員の入社日をカレンダーに書き込んで、

さっそく来月から「入社おめでとう!」を始めてみましょう。

 

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