使える人事評価
複雑にするとダメ
人事評価の基準の設け方について、教えて欲しい。
という質問をいただきました。
人事評価大事ですよね。
大事な分だけ管理者の頭を悩ませるテーマなのでしょう。
では、どのような基準を設定すれば良いのか、
これまでの現場での経験を踏まえてお伝えします。
まず言えることは、
項目を複雑にするとダメということです。
評価内容の文章量としては30文字程度で、抽象的な内容も判断しづらいです。
文章が長いほどわかりにくくなります。
人の評価そのものが複雑なのに、項目が複雑だと余計に複雑になりますよね。
ムダをそぎ落として、可能な限りシンプルな内容にしましょう。
3段階評価で十分
次に評定ですが、これは様々な意見があると思いますが、
机上の空論でなく、現場で実際に使える評定となると、
3段階評定が一番だと言えます。
高評価の順にABCとしますと、
A:指導ができる B:常にできている C:不足している
これに尽きるのではないでしょうか?
よく5段階評価をみかけますが、曖昧さを生むだけでしょう。
10段階評価になってきますと、もうカオスという他ありません(笑)
評価の目的は職員さんの成長支援であり、順位付けではないのです。
ステージアップがあるか
1種類の評価シートで全ての職員を評価しようとしていませんか?
これは、先程の3段階評定にも繋がる点ですが、
評価項目が同じなら、個々に差をつける必要があるので、点数化になりがちです。
でも、職員さんの経験年数や役職など
成長に応じた評価項目であれば、
個々の成長のステージが違うため、シンプルな3段階評価で問題ありません。
1枚目の評価シートをコンプリートすれば、次の上位の評価シートにステップアップ
していくという人事評価を行うのです。
こうした人事評価の仕組み作りをするだけで、
職員さんの成長を管理者も本人も実感することが
できるようになるのです。
シンプルでわかりやすく、みんなが成長を実感できる人事評価を
導入していきましょう!