介護職、老後の資産管理は大丈夫か?

2018-07-02 リリース

最近のモチベーションアップ研修でお話するテーマの一つに

「老後の資産管理」があります。

なぜ、介護の仕事なのに、資産管理の話なの?と思われていることでしょう。

給料が安いとよく言われる介護の仕事ですから、

みなさんお金の話については、大いに関心はあるはずですよね。

このコラムでも取り上げましたが、人生100年時代でもあります。

長生きするのは結構なことですが、気になるのは健康とお金。

果たして年金だけで大丈夫なのだろうか?

支給額は下がり、受給年齢は上がり、なんてことになりはしないのだろうか?

老後のお金についての心配は尽きることがないですね。

 

老後の資産管理については、非常に興味深いデータがあります。

2016年総務省家計調査によりますと、

高齢者夫婦世帯の平均収入は約21万円、

それに対して、支出は…

約26万円。つまり毎月5万円の赤字ということなんです!

毎月貯金を取り崩しているということですよね。これは、大変です。

そういった状況を踏まえて、資産管理のプロフェッショナルと呼ばれる

ファイナンシャルプランナーの先生が、どんなことをアドバイスされたと思いますか?

生命保険の見直し?値上がり確実な株を買う?

純金購入でしょうか?それとも為替差益を狙うか?

全部違います。

「不足する5万円を、夫婦でどんな形でもいいから、働いて稼ぎなさい」

これが正解だったのです。

人生100年時代は、65歳を過ぎてから、どれだけ長い期間働き続けることができるか

ということが、大きなテーマなのです。

 

では、65歳を過ぎてからも、月5万円を確保できるような仕事があるのでしょうか?

しかも、決して単純労働ではなく、自分のこれまでの経験も活かされ、

人の役に立つことが実感でき、やりがいをもって働けるような仕事…。

あるんです。

それが介護の仕事なんですよね。

介護の仕事なら、高齢になってからも月5万円稼ぐことは十分可能なのです。

介護の仕事は、やろうと思えば誰でもできる仕事です。

そういう意味で、敷居は低く、間口も広い仕事です。

介護をしたことがないという人であっても、心配要りません。

では、簡単な仕事かといえば、そうではありません。

実際介護をしてみればわかりますが、介護という仕事は、奥が深いのです。

どれだけ真剣に取り組んでも100点満点の介護はできない。

一生かけても究めることができない世界であるといわれています。

ですから、若い人にとっても、ある程度年齢を重ねた人にとっても、

少しでもより良い介護をしたい、成長していきたいと関心を持って取り組み続ける限り、

究極を求めて、やり続けることができる仕事なのです。

現在求職中の方、定年退職されてセカンドライフを考えている方、そして何より

今現在、介護の現場で頑張っている方、

100年時代を見据えて、長生きすることが不幸にならないために、

経済的な苦労をすることがないように、介護という仕事を前向きに、長期的に考え、

しっかり稼げるよう、自分自身をどんどんスキルアップさせていきましょう。

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