【必見】BCPは、今すぐやらないと大変なことに…
現在の事業継続能力は?
さて、みなさんはBCP(事業継続計画)については、ご存じでしょうか?
感染症や自然災害が発生した場合であっても、
必要な介護サービスが安定的・継続的に提供できる体制を構築する観点から、
全ての介護サービス事業者を対象に、業務継続に向けた計画等の策定、
研修の実施、訓練(シミュレーション)の実施等が義務付けられました。
従業員が出勤できないときはどうするか?
パソコンが水没したら?
自家発電機は誰が操作できるか?
利用者の衣食住に関する備えがあるか?
等々、ちょっと考えるだけでもいろいろ出てきます。
まずは、あなたの会社の現在の事業継続能力を診断してみましょう。
中小企業庁の方が、わかりやすいですね。
本家厚労省もBCP専用サイトを作っていますのでご覧になってください。
今すぐ取り掛かるべきです
この事業継続計画の策定までは、3年の経過措置が設けられているのですが、
今すぐ準備に入った方が良いですよ。
というのは、感染症については、コロナが現在進行中ですし、
災害についても、南海トラフ地震、大規模水害など、
いずれの緊急事態も、こちらの準備など待っていてくれないからです。
そして、もう一つは、とにかく時間がかかるということ。
具体的な対策は、個別・固有のリスクマネジメントになるため、
雛形のコピペでは済みません。
購入しなければならないものもたくさんあると思います。
同業事業所や地域住民との協力体制づくりも具体化しなければなりません。
かなりの手間と時間がかかるのです。
また職員全員で取り組まなければいけないので、
周知徹底や訓練の時間も必要です。
そして、これらを日常業務と並行しながら、
事業継続計画を策定するということを考えれば、
少なく見積もっても、1年以上はかかるからです。
事業継続計画が策定されていなければ、運営基準違反ということになり、
大変なことになります。
忙しい今だからこそ、少しずつ、1ページずつでもいいので、
事業継続計画の策定に取り掛かりましょう!