管理者の仕事とは 2

2022-05-04 リリース

利用者・職員・設備の管理

前回コラムからの続き、管理者の仕事の残り3つです。

3つめは「利用者・職員・設備の管理」です。

何に意識を向けるかということですね。

意外に見逃されるのが設備の管理です。

危険な部分はないか、老朽化していないか、PCは遅くないか、

通信環境は整っているか、などなど、

利用者にはもちろん、職員さんにとっても、働きやすい環境作りは

管理者の大事な仕事の一つです。

 

職員への指揮命令

4つめは「職員への指揮命令」

うまくいっていない職場は、これが機能していません。

リーダーの命令に職員が従わない、言うことを聞かない、

こうなってしまうと、組織としては存続するのが難しくなってきます。

「リーダーがいる時は仕事をするけど、いないときは仕事をしない」

といった相談を受けることも多いですが、この状態というのは、

機能する組織への通過点であって、実はそれほど深刻ではありません。

問題となるのは、

リーダーがいてもいなくても仕事をしない状況です。

裏表の「表」が存在しないという悲惨な状態です。

みなさんの職場は大丈夫ですか?

 

ケアの方向性統一

5つめは「ケアの方向性統一」

この事業所はどういった方針で、ケアを行うのか?

いわゆる理念の部分ですね。

どこの事業所にも理念はあると思います。

でも、職員さんにどんな理念かを尋ねて、

キチンと答えが返ってくる事業所が

いったいどれくらいあるでしょう?

残念ながら、殆ど無いと思います。

頭の中に無い理念をケアで実現することなどできません。

では、どうするか?

理念をみんなで毎日唱和するしかありません。

これは性格や能力の問題ではありません。

管理者がやるかやらないかの選択次第です。

管理者は理念を職場に浸透させてください。

 

以上管理者の5つの仕事をお伝えしました。

厳密には、これ以外にもいろいろありますが、

まずはこの5本柱をしっかり頭に入れて、

管理者として日々の仕事に取り組んでいただきたいと思います。

 

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