標準装備必須の研修
あなたの職場ではどういった研修を受けられていますか?
介護事業所であれば業務に直結するような介護技術、感染対策、ヒヤリハット、わが愛媛県では竹内先生のオムツ外し研修への取り組みもよく聞かれます。
また介護事業所に限りませんが、サービス向上に向けての接遇向上・マナー研修などもありますね。
こういった研修以外にも、各事業所で様々な取り組みをされていることと思います。
職員さんのスキルアップに役立つ研修は大切ですし、自身の成長に繋がる研修への参加を喜ばれる職員さんも多いです。
そんな研修ですが、あまり聞かれないのは、人間関係づくりやチームワークに関する研修なんですよね。
職場の悩みの7~8割は人間関係に関する悩みだといわれます。また離職の理由も人間関係によることがほとんどです。
どこの事業所でも、人間関係に関するお悩みは必ず聞かれます。そしてそのことが原因で、職員さんの維持確保ができていないのです。
でもほとんどの事業所が何の対策も講じていない…。本当に不思議です。
良好な人間関係づくりは、一朝一夕にできるものではありません。
ただ、なぜうまくいかないのかという原因、また具体的に何をすればうまくいくようになるのかといった改善の糸口や努力の方向性は確かにあるのです。
昨今、若年者のコミュニケーション不全やストレス耐性の低さがよく取り上げられています。
理想的には、社会に出る前に、中学・高校・大学それぞれの段階で必須単位としての「コミュニケーション講座」でもやってくれたら良いのですが、いつになるやら。
こうした社会状況はなかなか変わりません。しかし、各職場の対応としてはすぐにでも取り組むことが可能です。
どんな仕事でも組織で仕事を遂行していく上では、良好な人間関係づくりは欠かせません。
「コミュニケーション講座」が、標準装備必須の研修といわれるようになるまで、広く世の中に普及させていきたいと思います!