忘年会をサンクスデイに!

2018-11-05 リリース

11月になりました。

さて、職場ではそろそろ忘年会の話など出てきている頃ではないでしょうか。

主催者側としては、なるべくたくさんのスタッフに参加して欲しい、

かといって、強制するような形にはしたくないというような声も良く聞きます。

でも、参加して欲しいが強制にはできない…みたいな中途半端なやり方だから、

結局集まらないし、盛り上がらないんですよね。

 

まず参加して欲しいなら、参加が当たり前という位の強制でやればいいのです。

夜勤とかで、全員参加が難しい施設なら、2回に分けてやるのです。

もし、強制に抵抗があるなら、参加しないと損をするような仕組み作りをしましょう。

自分ではお金を出して買わないけれど、もらったら嬉しいという類いの家電製品が景品の

ビンゴ大会をやりましょう。

費用ですか?それ位は事業所が経費で払ってあげてください!年に数回のイベントなんですから。

予算に合わせて調整できるんですからね。

でも、できるなら、当たった時に「やった~~~!」と大きな声が上がるような

目玉商品があると盛り上がりますよね。

もらった人は、家族を始め、友達にも自慢することでしょう。

「これ会社の忘年会で当たってもらったのよ」

こうして、楽しい話題はドンドン広がり、事業所の良い宣伝にもなるのです。

 

どうしてもお金がないならどうするか?

それなら「気を遣う」ことです。

経営者、上司が徹底的に、参加してくれたスタッフさんをねぎらうのです。

全員にお酌して回り、話を聞くことです。

ですから、お酌できない生ビールのジョッキはやめて、瓶ビールにします。

アルコールがダメなら、ジュースやウーロン茶をお酌します。

間違っても、自分が席から離れずに、スタッフさんがお酌しにくるような状況を作ってはいけません!

忘年会の主役は誰なのか?スタッフさんが主役なのです。

ここを間違っている経営者、上司が多すぎます。

人不足の中、汗をかき、ヘトヘトになりながら現場でいつも頑張ってくれているスタッフさん

その1人ひとりにねぎらいの言葉をしっかり掛けてあげて欲しいのです。

 

人材確保と定着が最重要課題と言われる中、

経営者側が、現場のスタッフをねぎらうという話を、最近よく聞くようになりました。

東京ディズニーランドには、年に1回閉園後の施設を貸し切りにして、

キャストと呼ばれる現場スタッフを経営幹部や上司が徹底的にねぎらう

「サンクスデイ」があるというのは、有名な話です。

スタッフはこの年1回のスペシャルデイを大変楽しみにしているそうです。

それが、大きなモチベーションにもなっているようです。

こういったスタッフをねぎらうサンクスデイというのは、例をあげれば、たくさんあります。

特に、お客さんをもてなすサービス業、飲食業でよく行われています。

一番大変なサービス業といわれる介護業界だからこそ、どんどんやるべきなのです。

 

おもてなし規模の大小は関係ありません。

忘年会をサンクスデイに!というやる気と、ねぎらいの気持ちが経営幹部にあるかどうかです。

感謝の気持ちは、思っているだけではダメで、言葉にしなければ伝わりません。

出し惜しみせず、大事なスタッフ1人ひとりに

「ありがとう」「いつも頑張ってくれているね」「お疲れさん」

「来てくれてうれしい」「いつも助かっているよ」

と声をかけてください。

本当のおもてなしの姿勢を経営者自らが率先してみせてください。

 

忘年会で、誰かに話したくなるような景品をもらって、

いつもは怒られるばかりの上司から、

徹底的にねぎらってもらって、おもてなししてもらって、

いい気分でお酒を飲み、食事ができたら、次回も必ず参加してくれるでしょう。

楽しければ、強制なんかしなくても、来てくれますよ。

参加してもつまらない忘年会だからスタッフが来てくれないのです。

もし、参加者が年々減っているようなら黄色信号です。

景品と徹底的なもてなしを用意して、今年こそ、楽しい忘年会にしてください。

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