グーグルが見つけたチームワークづくりの鉄則とは

2018-10-07 リリース

世界的大企業といわれている会社でも、チームワークは、大きな課題の一つです。

大手企業では、ある一つの課題を解決するために、専門の研究部署を立ち上げたりします。

そして、そこにビックリするようなお金を投資して、最高の解決策を探したりするのです。

そんな中、みなさんも知っているあのグーグルが見つけた、

チームワークづくりの鉄則が注目されています。

 

4年間かけて実施したグーグルの研究成果によりますと、

『心理的安全性が成功するチームの構築に最も重要なものである』

と結論づけられたそうです。

では、ここでいう「心理的安全性」とは、何でしょう?

みんなで話し合う場において、自分の意見が誰からも批判されたり、攻撃されたりすることがない。

それを「心理的安全性」といいます。

簡単そうですが、なかなか実現できている職場は少ないですよね。

介護の職場では、年齢も経験も大きく違うスタッフが、一緒に仕事をしています。

介護経験も知識も乏しい自分の発言には価値がない、自分の考えは間違っているかもしれない、

そう信じ込んで、遠慮しているスタッフが結構います。

そんな人でも発言できるのは、

自分が意見を言っても大丈夫という心理的安全性があるからなのです。

もし、チームメンバーにこんなことをされる心配があると、意見は出なくなるでしょう。

「叱られる」「批判される」「否定される」「笑われる」「バカにされる」「無視される」

などなど。

 

介護の仕事のやり方に、正解はないと言われます。100点の介護など無いと。

人間が人間に対して提供するサービスですから、当然ですね。

だからこそ、一緒に仕事をしているメンバー同士が、

活発に、自由に意見を言い合える関係作りが大事なのです。

毎日が同じ事の繰り返しで、日々の仕事に追われ、自分の成長が感じられないような

状況では、やる気が出ないのも仕方がないでしょう。

人が足りないからどうしようもないと諦めてしまうのではなく、

どうすれば、少ない人数でも、良いサービスが提供できるのか?

休憩を取るには、どういった協力が必要なのか?

事務作業をもっと簡単に、効率良くやる方法はないのか?

こういった課題は、みんなで話し合わないと解決できません。

 

みんなが本気で、本音を出し合って話ができれば、何らかのアイデアが出てきます。

答えは必ず現場の中にあるのです。

より良いチームワークで、より良い介護を提供していくために、

「心理的安全性」が確保される話し合いの場作りから始めていきましょう。

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