80歳まで働ける職場体制づくり

2021-01-11 リリース

80歳で働いてもいいじゃないですか

介護現場での慢性的な人材不足が問題となっている中、

さすがに60歳で定年退職という話はあまり聞きませんが、

それでも65歳で定年退職というのは、よく聞きます。

今の60代の方って、体力も気力も有り余っていますよね。

ましてや介護経験がある貴重な職員さんを、

なぜ手放してしまうのか?

人生100年時代になったのに、

年金だけの生活では心もとないという状況も考えれば、

少なくとも75歳までは働ける環境を提供するべきではないか

と私は思っているのですが、

実際にそれを実現している社会福祉法人が福島にありました。

80歳でも働ける介護施設

仕事がないと寂しくなる

今働いている職員さんに、

75歳までは、しっかり働きましょう!

みたいなことを職場内研修で伝えますと、

「え~、そんな年になっても働かないとダメなんですか?」

といった反応があるのですが、

それは、

仕事がず~っとできると思っているからなんですね。

私自身、毎月給料がもらえる会社という組織から離れて

仕事がない、つまり無職という経験をした時期があります。

開放感が味わえたのはせいぜい1か月程度で、

しばらくすると、朝起きて、何もすることが無い、

自分を必要としてくれる場が無い、頼ってくれる人がいないという

寂しさや虚しさ、社会からの孤立を強烈に感じるようになります。

これは味わった人でないとわからないと思います。

働きたい高齢者が7割!

厚労省の調査によると、高齢者の7割が働きたいという意欲を持っており、

働けるうちはいつまでも!という高齢者が3割もいるのです。

でも実際に仕事についている高齢者は1割もいません。

これが現実です。

仕事によっては、高齢になると難しいものもあるでしょう。

しかし、介護の仕事は、高齢でも活躍できる場面が多いと思います。

働くこと自体に喜びを感じてくれる

元気な高齢者の力を借りれば、人手不足の現場も助かります。

まさにWin-Winの関係づくりができるのです。

年齢でフィルターをかけず、元気でやる気のある人に対しては、

雇用の延長や採用に積極的に取り組んでいきましょう!

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