1日1枚の信頼関係づくり
どこの職場にも掲示板のようなものがあると思います。
職員の全員が見えるように、誰もが1日1回は通るような
目立つ場所にあるのではないでしょうか?
そんなベストポジションにある掲示板が、
新聞記事や連絡事項で埋め尽くされていては、
多分誰も見ないし(笑)、あまりにももったいないですね。
そこでサンクスカードの出番です!
掲示板を職場のコミュニケーションの場に変えてしまいましょう!
掲示板の一角にサンクスカードのコーナーを作り、
職場の仲間への感謝の気持ちをカードに記入して、貼り付けていくのです。
「○○さん、毎朝元気な挨拶をありがとう。こちらも元気になります ○○より」
「○○さん、昨日は一緒に残業してくれてありがとう。早く終わって助かりました。 ○○より」
「○○さん、共有スペースをいつもきれいに片付けてくれてますね。ありがとう。○○より」
人に何かをしてもらった時「ありがとう」という感謝の言葉を伝えるのは基本中の基本。
それに加えて、「ありがとう」を見える化すると、更に効果が上がります。
「ありがとう」の声は、今ここの瞬間ですが、
サンクスカードに書けば、何回も見ることができ、何回も喜びを味わうことができるのです!
また、誰が、どれだけ感謝し、感謝されているのか、
職場全体ではどれくらいの感謝が生まれているのかなど、本当に一目瞭然です。
ありがとうを言われて嫌な気分になる人がいないように、
ありがとうの言葉を見て嫌な気分になる人もいません。
「サンクスカードの枚数が少ない人は辛くなるんじゃないですか?」
そんな心配は無用です。みんなでやってみればすぐにわかります。
「誰も書かなかったらどうするんですか?」
リーダーが一番たくさん書けば良いのです。リーダーが書けば誰かが必ずついてきてくれます。
リーダーは、1日1人でいいので、サンクスカードを書いて欲しいのです。
最初は1枚書くのに時間がかかるかもしれません。でもだんだん早く書けるようになります。
そして、スタッフの行動に気づく力がつき、良いところを見る習慣ができてきます。
そうなってくると、スタッフに対する不平や不満など、ネガティブなストレスが減ってきます。
サンクスカードを書いてもらったスタッフは笑顔になります。
1枚書く毎に信頼関係が少しずつ形成され、
その信頼関係が、遠慮無く指示、指導できることにもつながっていき、
スタッフが成長していくという好循環を生みます。
忙しいからといって何もしなければ、何も変わりません。
まずは、1分1枚のサンクスカードを書くところから始めてみませんか?