電話で人材確保
人材確保については、益々厳しい状況になっています。
このコラムでも何度もお伝えしているとおり、
まずは現状のスタッフが辞めない職場づくりが最重要課題です。
それができているという前提で、今日のテーマに入りましょう。
どのようにして人を集めるか。
方法はいろいろありますが、
まず1つは、辞めてしまったスタッフへの連絡です。
過去、劣悪だった職場が、様々な改善を繰り返すことで、快適な職場となったなら、
辞めてしまったスタッフに、ぜひ声をかけてみてください。
もちろん、誰でもいいという話ではありませんよ。
あなたが、もう一度一緒に仕事をしてみたいと思うスタッフ限定です(笑)
何らかの不満があって、職場を去っていった訳ですから、
もし、その不満を解消できているようだったら、復帰してもらえる可能性があります。
この「不満を解消できている」というポイントが重要ですよ。
家庭事情で辞めた人の場合でしたら、状況が変わっている可能性もあります。
とにかく、過去10年遡ってでも、電話をしてみるのです。
辞めた人から、元の職場に電話するというのは勇気が要ります。
転職先で、人間関係がうまくいかなかったり、条件面が違っていたりなど、
「あ~、前の職場の方が良かったなぁ」と思っていても、
「復帰させてください」とは言い出しにくいものです。
だからこそ、職場の方から、電話をしてみる必要があるのです。
ダメで元々です。でも、その中から1人でも復帰してくれる人がいたなら、
それは本当に百人力といってもいい人材を確保することになります。
もう既に仕事のことは理解していますし、他のスタッフとの人間関係もスムーズでしょうし、
何より、現場の士気が一気に高まります。
人間的にも素晴らしいスタッフだったりしたら、尚更です。
この電話作戦は、定期的に、1人につき最低3回位はチャレンジして欲しいですね。
三顧の礼と言いますよね。
1度目はダメでも、2度3度、一生懸命口説いているうちに、
気持ちを向けてくれるかもしれません。
人材確保に困っているようなら、
辞めてしまったスタッフに、電話することから始めてみましょう。