論理的なサッカーの凄さ

2014-06-08 リリース

いよいよサッカーのワールドカップ2014が始まりますね。

思い返せば今から約20年前の1993年ヴェルディ川﨑と横浜マリノスの試合は象徴的でした。

テレビでのスポーツ観戦と言えば、プロ野球、高校野球が主流であった当時、

ゴールデンタイムにサッカーの試合が放映された日のことは、今でも鮮明に覚えています。

それまで、野球観戦は好きでしたが、サッカーの試合には、全く興味はありませんでした。

ところが、初めて見たサッカーで、その攻守展開のスリリングさとスピード感に衝撃を受けました。

 

それ以来、サッカー日本代表の試合は殆どリアルタイムで欠かさず見てきました。

サッカーのゲームとしての面白さは当然なのですが、

私がサッカーに注目しているのは、上層部の組織に対するシステマチックな考え方、論理的な指導方法、

戦略的な組織展開、そして選手や指導者の発する言葉の深さの部分だったりするのです。

 

インタビュー、ドキュメント番組や書籍等で、サッカー選手が発している言葉が、実に深いのです。

頭の良さ、賢さを感じさせます。

組織運営や人間的成長、戦略的思考に役立つヒントが満載なのです。

プロ野球選手と比較すると、失礼ながら、その違いは、雲泥の差があります。

もちろん、全てではありませんが、個々の平均レベルはサッカー選手の方が

圧倒的に勝っていると思います。

この、個々の論理的説明能力の違いが、

そのまま現在の互いの組織の盛衰を表しているように感じます。

 

論理的能力の違いがどこから生まれてくるのかについては、明確な理由があります。

普段から論理的説明をするトレーニングがされているかどうかの違いなのです。

なぜサッカーのプレイに論理的な説明が必要とされているのかについては、

関連書籍をお読みになることをおすすめします。

サッカーの世界はスゴイのです!

 

私はプロ野球も好きですから、叱咤激励のつもりで書いています。

このままでは、野球はサッカーに淘汰されてしまうと思います。

優秀な人材はサッカーに流れていくでしょう…というか、

もうそれは、すでに20年前から始まっているのです。

大胆な改革を行わないと、巻き返しは難しそうです。

今年のワールドカップで日本代表がどれだけ結果を出すか、

日本のスポーツ界全体にとっても、大きな節目になりそうです。

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