職場定着プロジェクトスタート

2016-06-27 リリース

今年度の介護職員職場定着プロジェクトがスタートしました。

前年度は15事業所でしたが、今年度は25事業所が一斉にプロジェクトに取り組みます。

そして、米子香苗先生と福本由美先生の女性アドバイザー2名のお力添えをいただき、

よりきめの細かい、パワーアップした支援を提供することができるようになりました。

 

職場全体で情報共有し、一丸となって職場改善に取り組む起点となる

「全職員参加研修」

各部署のリーダーが集まり、各事業所個有の課題に合わせた解決策を話し合う

「管理者フォローアップ面談」

現場の最前線で、汗を流して働いている職員さん一人ひとりの声に向き合う

「個別面談」

これら3つの支援を基盤として、

成長カード、エニアグラム、1分間対話、100回帳など、このコラムでも取り上げた

20テーマ以上の具体的行動を提案し、職場における定着化、習慣化を支援していきます。

 

集合型研修で一時的に気分を高揚させて、モチベーションやテンションを上げることは、

比較的簡単にできます。

私自身、大手企業で、人事本部から提供される教育研修プログラムを体験したり、

資格取得や自己啓発を目的とした高額セミナーを数多く受講してきました。

何が効果的で、何がムダなのか、何が楽しくて、何がつまらないのか、

自らが体験することで、貴重なノウハウ、心理学的アプローチを身につけることができました。

そんな中で、ある有名講師から聞いた言葉が、印象に残っています。

「私がどれだけ最高の研修をやっても、その効果は、持続しません。

みなさんが、泣くほど感激しても、大笑いしても、3日も経てば、きれいさっぱり忘れてしまうでしょう。

だから、継続的に、人や組織に関わっていくしかないのです。そうでなければ変わらない。」と。

今回のプロジェクトは、3月までの継続的支援活動です。研修だけでは終わりません。

平凡なことを非凡なレベルでやり続けることができた時、大きな成果を手に入れることができます。

笑顔があふれ、互いに言いたいことが言い合えて、みんなが決めたことを守ることができる、

そのことが一人ひとりの成長に繋がり、利用者へのサービスも向上していく。

仕事を通じて、幸せになれる!

そんな職場にしたいと誰もが願っています。

 

大きな目標に向けて、行動を継続するには、伴走者や羅針盤の存在が必要です。

全員が気持ちを一つにすることは、簡単そうですが、本当に難しい事です。

基本的に、人は変化に対して抵抗するものであることを知っておきましょう。

職場を変えようとすれば、必ず抵抗勢力に向き合うことになります。

幸せになれる職場づくりを、あきらめそうになった時は、伴走者が助けになります。

これから3月まで、25の事業所のみなさんと共に、一歩ずつ歩んでいきたいと思っています。

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