職員は1年でどれだけ成長できたのか

2018-11-27 リリース

早いもので、あと1ヶ月程で今年も終わろうとしています。

冬の賞与の査定に向けて、考課面談などを始めている事業所もあるかもしれませんね。

人事考課が全くないようでしたら、それは問題ですよ。

頑張った成果が認められなければ、一気にやる気が無くなってしまいます。

頑張っても、頑張らなくても一緒だったら、頑張る人がバカらしくなります。

バカらしくなると、職場が嫌になり辞めてしまいます。

組織として、一番やってはいけないことですね。

 

評価する土台となる考課表がなければ、

この評価シートを使ってください。⇒評価シート基礎編

基礎編が1枚あれば、十分使えます。

ビジネスマナー、傾聴、観察、コミュニケーション、自己管理と、

シンプルな評価項目ですが、質問の仕方によって、浅くも深くも評価できます。

評価者のコミュニケーションの腕次第ということですね。

 

キャリアパスや評価については、過去のコラムを参考にしていただいて、

今回取り上げたいのは、成長カードです。

当初は、1週間から10日という比較的短期間で必ず達成できるような目標を決め、

メンターとなるリーダーや、同僚とペアを組んで、共に取り組むものでした。

期間については、特に明確な定めはなくて、

何らかの意味づけが欲しいなあと思っていたのですが、

最近二十四節季に合わせて設定することを閃きました。

1ヶ月では長すぎるし、1週間では短すぎる、ちょうどいいのが二十四節季なんですね。

季節の移り変わりと共に、自分の成長を意識することができる。

今は11月22日の小雪(しょうせつ)を過ぎて、次は12月7日の大雪(たいせつ)となります。

二十四節気につきましては、こちらのサイトを参考に⇒二十四節気

 

日々の仕事の中で、何を目標にするかが、一番難しいという声をよく聞きます。

厳しいようですが、まさに、そのことが問題なんですよね。

目標を決めていなければ、それは、成り行き任せの仕事になってしまうのです。

今日一日の業務をこなすだけの仕事です。それでは、やる気も湧いてこないでしょう。

 

また、短期間の目標設定が難しいという声もありました。

これは、単なる思い込みで、実は長期間になるほど目標設定は難しいのです。

1年かけて取り組む目標を決めるのと、とりあえず明日の目標を決めるのと、

どっちが難しいですか?という話です。

それに、1年がかりの目標なんて、忘れてしまいますよ。

ですから、短期間の目標設定が難しいというのは、

面倒だから何度もやりたくないというのが本音です(笑)

 

確かに、面倒なことは誰もやりたがりません。

特に人員不足で現場が忙しいならなおさらです。

でも、1年間とにかく日々の業務をこなすだけで終わってしまい、

振り返ってみた時に、自分の成長の足跡を実感として感じられなかったら、

すごく虚しい気分になるんじゃないかと思うんですよね。

ましてや、職場全体にそんな虚しさが漂い始めたら…。

 

成長カードを、評価のためだけでなく、自分自身の成長の足跡と考えて、

1枚ずつ積み重ねていけば、相当な自信になると思います。

目標設定自体も最初の1枚から比べると、レベルアップしているはずです。

必ずそうなるのです。

 

日々の努力なくして、成長はありません。

一人でやるのではなく、みんなで声をかけあえば続けられるものです。

とりあえず、二人一組ができれば始められます。

思い立ったが吉日!

新しい年を迎える前に、12月7日大雪からスタートする目標を立ててみましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

成長カード見本(表と裏)

 

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