職員が辞めたいと言ってきたら
辞めたいんですけど…
職員が辞めたいと言ってきたらどうしますか?
結論から言えば、もう引き止めは難しいと思います。
残念ながら手遅れです。
一時的に引き止められたとしても、
結局、辞めてしまうことになるでしょう。
本音をいかに聴くか
ではどうするか?
まず、理由はしっかりと聴く必要があります。
辞めたいという話に至った原因や経緯が必ずありますからね。
そこをしっかり聴いて、同じ過ちを繰り返さないようにするしかありません。
ここで、大事な点は、引き止めようとする気持ちを捨てることです。
引き止めるということは、相手の気持ちに反対しているわけですから、
必ずその気持ちは相手に伝わって、心を閉ざしてしまうので、本音が聴けなくなります。
だから、相手の立場になって、ニュートラルに聴く必要があるのです。
そうでなければ、相手の本当の気持ちが聴けません。
次の一手を
辞めたい理由を聴いたら、続けたい気持ちもあるかどうか尋ねてください。
100%辞めたいという状況って、実はそうそうあるものではありません。
今の利用者や同僚との繋がりで、後ろ髪引かれる想いもあるかもしれませんし、
次の職場に対する期待もあれば不安もあったりするかもしれないのです。
そんな話を聴きながら、相手の気持ちを整理するような関わりをしてみてください。
辞めたい気持ち、続けたい気持ち、それぞれ丁寧に聴くことができれば、
相手が、最終的にどうするかを自らが決めることになると思います。
この段階で、あなたが相手にできることは、気持ちの整理と再確認しかないのです。
そして、結果はどうあれ、話してスッキリしたという状況で送り出してあげて欲しいですね。
そうしておくと、もし転職先でうまくいかなかった時に、
また戻ってきてくれる可能性も生まれるのです。
「隣の芝生は青く見える」とは良くいったもので、
前の職場の方が良かったなんて後悔することも多いんですよ。
ですから、復帰してもらえるようなイイ職場づくりをしておくことが最重要なのです。
辞めるという相談があれば、ムリに引き止めず、理由をしっかり聞いて、
未来に向けて良い職場づくりに役立てていきましょう。