考え方の違う職員はどうすれば?

2022-02-20 リリース

アドバイスはいいけれど…

前職を定年退職し、介護業界に再就職した職員が、

若手職員の愚痴を聞いてくれるのはいいけれど、

彼からのアドバイスを聞いた職員が退職してしまうので困っています。

という相談。

アドバイスがどのような内容であったとしても、

既存の職員が辞めてしまうというのは問題ですよね。

もちろん、コンプライアンスに関わるような問題であれば、

すぐに改善すべきですが、それ以外であれば、

彼との話し合いを早急に行い、内容によっては、

毅然とした対処を行わなければなりません。

 

レッドカードの職員は?

職員さんを、「仕事の達成具合」「理念の実践」

この2つの基準から4つに分類すると、

①仕事も理念も○

②仕事は○だが理念は×

③仕事は×だが理念は○

④仕事も理念も×

こうなりますね。

この中で、

組織にとってレッドカードの職員は何番だと思いますか?

ちょっと考えてみてください。

 

 

 

 

 

実は③番なんですよ。④番ではないんです。

上から順番に並べると①→③→④→②です。

これまで私が関わってきた現場を振り返ってみても、

「あの人はいろいろ問題が多いけど、仕事はできる人なんで…」

ということで、そのままにしている事業所が多いですね。

だから「あの人」以外のいい職員が次々に辞めていくのです。

介護に対する考え方の違いはいろいろあっていいと思いますが、

理念、つまり経営方針や行動指針に反する考え方の違いは困ります。

こういう職員を管理者が放置したり、甘やかしたり、大目に見たりすることほど、

職場に害をなすことはありません。

職員さんの信頼や士気を大いに損ねてしまいます。

経営者、管理者のみなさんは、

「考え方が違う職員は組織に害をなす」(ジャック・ウェルチ)

ということをしっかりと頭に入れておいてください。

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