継続は力なり ~プロジェクトを振り返って~
平成29年度愛媛県介護職員職場定着促進プロジェクトが終了しました。
新人スタッフ、ベテランスタッフも含め、どのような職場になれば人が定着するのか?
笑顔が溢れる職場にしたい!みんなが同じ目標に向かう一体感のある職場にしたい!
言いたいことが言い合える風通しの良い職場にしたい!
こんな職場にしたいというありたい姿を明確にし、
そのために必要な具体的行動をピックアップして、
毎日継続することができれば、必ず目指す職場を実現できる!
今年度のプロジェクトも、その事を改めて実感することができました。
毎日行う【ハイタッチ】は自然な笑顔を生み、
【アリガオウタ】の唱和は、ありがとうの言葉を職場に浸透させます。
【サンクスカード】や【ウェルカムボード】は職場内のコミュニケーションを活発にします。
1週間から10日周期の【成長カード】は、対話の時間を作ると同時に、
個々が自分の目標を立てて行動することを習慣化します。
さらに、月1回のミーティングで繰り返される【1分間対話】は、親近感を密にし、
スタッフ間の心理的距離を近づけていきます。
互いの思いを伝え合うこと。
それを積み重ねていきながら、少しずつ風通しの良い職場になっていくのです。
決して一朝一夕にできるものではありません。
そして、年1回の【誕生日】には、スタッフの一人一人を会社ぐるみでお祝いします。
お祝いされる側も、お祝いする側も満面の笑顔になります。
昨年の6月から9ヶ月間で、9つ全ての職場には確実な変化が生まれました。
その成果は「新人介護職員定着促進プロジェクト」パンフレットと
今年初導入した、プロカメラマンによる動画で確認することができます。
パンフレットもいいですが、映像の力は凄いなぁと感心しました。
桁違いの情報量と説得力がありますね。
今月中には公開できる予定ですので、改めてご紹介したいと思います。
さて、愛媛県主催のプロジェクトによる職場づくり支援は終了しますが、これからが大事です。
今後は、事業所それぞれが自力歩行をしていかなければなりません。
新鮮味のあった取り組みが、惰性のように感じてくることがあるかもしれません。
でも、そこで辞めてしまっては、あっという間に元の職場に逆戻りしてしまいます。
大事なことをお伝えします。
この取り組みが継続できなくなる理由は1つだけなのです。
それは…。
経営者や管理者である「あなた自身」、
プロジェクトリーダーである「あなた自身」が、
行動しなくなった時だけです。
職場の誰か1人でも、ハイタッチをし続けている限り、サンクスカードを書き続けている限り、
アリガオウタの唱和を続けている限り、
取り組みは継続されるのです。このことを忘れないでください。
今一緒に頑張ってくれているスタッフのため、
そして、まだ出会っていない新しいスタッフを
笑顔で受け入れられる働きがいのある職場づくりのために!
成功する本当の理由は、
『継続したこと』そのものではなく『結果(理想の職場)を見据えて継続したこと』なのです。
努力という『過程』ではなく、『職場のありたい姿』を意識し続けましょう。
一度動き始めたら、後は継続あるのみです。
みなさんが目指す理想の職場づくりは、これからが本番です。