継続は力なり ~プロジェクトを振り返って~

2018-03-19 リリース

平成29年度愛媛県介護職員職場定着促進プロジェクトが終了しました。

新人スタッフ、ベテランスタッフも含め、どのような職場になれば人が定着するのか?

笑顔が溢れる職場にしたい!みんなが同じ目標に向かう一体感のある職場にしたい!

言いたいことが言い合える風通しの良い職場にしたい!

こんな職場にしたいというありたい姿を明確にし、

そのために必要な具体的行動をピックアップして、

毎日継続することができれば、必ず目指す職場を実現できる!

今年度のプロジェクトも、その事を改めて実感することができました。

 

毎日行う【ハイタッチ】は自然な笑顔を生み、

【アリガオウタ】の唱和は、ありがとうの言葉を職場に浸透させます。

【サンクスカード】や【ウェルカムボード】は職場内のコミュニケーションを活発にします。

1週間から10日周期の【成長カード】は、対話の時間を作ると同時に、

個々が自分の目標を立てて行動することを習慣化します。

さらに、月1回のミーティングで繰り返される【1分間対話】は、親近感を密にし、

スタッフ間の心理的距離を近づけていきます。

互いの思いを伝え合うこと。

それを積み重ねていきながら、少しずつ風通しの良い職場になっていくのです。

決して一朝一夕にできるものではありません。

そして、年1回の【誕生日】には、スタッフの一人一人を会社ぐるみでお祝いします。

お祝いされる側も、お祝いする側も満面の笑顔になります。

 

昨年の6月から9ヶ月間で、9つ全ての職場には確実な変化が生まれました。

その成果は「新人介護職員定着促進プロジェクト」パンフレットと

今年初導入した、プロカメラマンによる動画で確認することができます。

パンフレットもいいですが、映像の力は凄いなぁと感心しました。

桁違いの情報量と説得力がありますね。

今月中には公開できる予定ですので、改めてご紹介したいと思います。

 

さて、愛媛県主催のプロジェクトによる職場づくり支援は終了しますが、これからが大事です。

今後は、事業所それぞれが自力歩行をしていかなければなりません。

新鮮味のあった取り組みが、惰性のように感じてくることがあるかもしれません。

でも、そこで辞めてしまっては、あっという間に元の職場に逆戻りしてしまいます。

 

大事なことをお伝えします。

この取り組みが継続できなくなる理由は1つだけなのです。

 

それは…。

 

経営者や管理者である「あなた自身」、

プロジェクトリーダーである「あなた自身」が、

行動しなくなった時だけです。

職場の誰か1人でも、ハイタッチをし続けている限り、サンクスカードを書き続けている限り、

アリガオウタの唱和を続けている限り、

取り組みは継続されるのです。このことを忘れないでください。

今一緒に頑張ってくれているスタッフのため、

そして、まだ出会っていない新しいスタッフを

笑顔で受け入れられる働きがいのある職場づくりのために!

 

成功する本当の理由は、

『継続したこと』そのものではなく『結果(理想の職場)を見据えて継続したこと』なのです。

努力という『過程』ではなく、『職場のありたい姿』を意識し続けましょう。 

一度動き始めたら、後は継続あるのみです。

みなさんが目指す理想の職場づくりは、これからが本番です。

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