新三本の矢

2015-10-05 リリース

1億総活躍社会を目指す!

「強い経済」でGDP600兆円

「子育て支援」で出生率1.8

「社会保障」で介護離職ゼロ

あまりにも現実離れしていると、世間では批判が多いようですが、

個人的には、面白いと思っています。

バブル崩壊後は、成長神話がなくなり、若者が将来に希望を持てない残念な日本になりました。

このままでは、ジリ貧です。頑張った先の光が見えなければ、意欲など湧きません。

10年後、20年後、日本は今よりも必ず良くなる。

そのために、こんな目標に向かって、対策を立てましょう!

わかりやすい目標じゃないでしょうか。いいんじゃないでしょうか。

批判するのは誰でもできます、対案を出すことが難しいのです。

変化することを怖れ、できない理由ばかり並べて対案を出さない。

結果、反対意見に押され、何事も受け入れられない硬直した組織となる。

そんな風土が社内にできてしまったら、会社の成長はありません。

会社も国も同じで、変化のできない組織は、崩壊に向けて確実に進んでいくのです。

 

国内全ての組織を束ねる日本のトップが、明確な目標を掲げたのです。

批判するのではなく、また依存するのでもなく、一身独立して一国独立すの気概で、

それぞれが1人の国民として、目標に向けて共に全力を尽くすことこそが大事なのではないでしょうか。

 

振り返って、介護業界を考えてみた時、

この新三本の矢を実現するカギを握るのは、私たちの介護業界だと思うのです。

600兆円に向け、今後、どんな業界が成長していくのか?間違いなく介護業界です。

介護保険に頼るだけでなく、価値観が多様化している団塊の世代を満足させる

公的、私的なサービスが必要となってきます。

団塊の世代は、お金と時間はあっても、その受け皿となるサービスがありません。

この世代が、喜んでお金を払いたくなる新しい介護サービスが必要です。

600兆円を本気で目指すなら、

デービッドアトキンソンさんが提唱する観光立国の考え方も必要でしょう。

地方の神社寺社仏閣など日本の文化財の修繕に積極投資し、外国観光客を呼び込むことができれば、

当然、日本の観光客も動きますので、一石二鳥の効果があり、それぞれの地方も活性化します。

改めて、説明するまでもなく高齢者の観光には付き添い介護の需要もあるでしょう。

 

子育て支援についても、子育てしながら仕事ができる、最大の受け皿が介護業界となるでしょう。

介護の仕事は、個人業務より、チーム業務が多いので、フォロー体制が取りやすいからです。

もちろん、そこには互いを思いやることができる

信頼関係が必要になってくるのは言うまでもありません。

そして、男女を問わず、子育てをしている職員は、高齢者介護の現場で、

その経験を大いに活かすことができるのです。

人材確保が困難な状況もあり、経営者側も、子育てからの職場復帰を歓迎していることも追い風です。

 

介護離職ゼロについては、改めて説明するまでもなく、

施設の数よりも、まずは、介護を提供する人材が必要なのです。

若い人材を積極的に確保しながら、全ての介護職員のみなさんが、

心身共に健康で、イキイキワクワクで、長く働き続けられる快適職場を維持、向上させることです。

介護業界で仕事をするということは、10年、20年先の日本を支えるということを意味します。

これからの日本は、3つの目標に向かって動き始めるのです。

 

多少、強引な捉え方もあったかもしれませんが(笑)、

新三本の矢を、実現させていくためには、介護業界が大きく関わるということは、間違いありません。

日本の未来を支える介護業界から、今後ますます目が離せなくなりますよ。

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