大変貌の平成30年度改定

2016-04-25 リリース

先週、介護労働安定センター主催の、小濱道博先生のセミナーに参加しました。

未曾有の制度改正再び!「実地指導対策」と大変貌の平成30年度「改定への準備と対策」

というテーマで、みっちり5時間学ばせていただきました。

昨年も参加させていただいたのですが、小濱先生の話は、メリハリが効いていて、

制度変更のポイントが、本当によくわかるので、毎年参加したいと思わせるセミナーです。

処遇改善加算の不正請求で、指定取消になったという事例から始まり、

施設の日用品費についての、ありがちな誤った解釈や訪問介護の2時間ルール、

介護保険法にはローカルルールが存在し、ネット情報を鵜呑みにするのは危険ということ、

常勤に対しての誤った理解、デイサービスの送迎でやってしまいがちな違反サービス、

外出レクはサービス提供時間として認められるのか?サービス記録の注意点、

そして、この3月に発表された「公的介護保険外サービスの参考事例集」

また、離職した介護人材に対する20万円の再就職準備金、しかも、2年勤務で返還免除!

という、かなり大胆な介護人材確保対策のこと等々。

まさに盛りだくさんで、「へぇ~そうなんだ~、聞いておいて良かった」

と実感できる話がいくつもありました。

 

小濱先生も言われていましたが、実地指導対策については、事業所側にとって、

正直、暗い話や厳しい話ばかりでした。

特に、6年に1度の根本的見直しになる平成30年度改定は、

相当な覚悟を持って、臨む必要があります。

そんな中でも、今後事業所が取り組んで行くべき方向として、

介護サービス事業者による生活支援(保険外)サービスが注目されたのは、

今回のセミナーで、唯一といっていい明るいテーマです。

(これは決して小濱先生のせいではありませんよ。念のため)

保険外サービスは、介護保険制度が始まる前から、様々な形で存在していましたが、

今回、厚生労働省、農林水産省、経済産業省という3省が、

合同で推進していこうという程の、大きな動きが出てきたのは、画期的です。

国が推奨している訳ですから、この流れを見逃す手はありません。

大きな変化を後ろ向きに捉えていたのでは、前に進みません。

保険外サービスに活路を見出し、事業の柱に育てていきましょう。

まずは、この参考事例集に目を通すことから始めてください。

→保険外サービス活用ガイドブック

保険外サービスについては、このコラムで、また改めて取り上げてみたいと思います。

 

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