個別面談
愛媛県が全面的に支援を行っている
介護職員職場定着促進プロジェクトですが、各事業所さんの協力のおかげで
順調に進んできています。
そのプロジェクトの支援内容の一つに
管理職や新人職員さん向けの個別面談が用意されています。
この個別面談は、支援事業の性格上、私と介護労働安定センターの方とが
一緒になって行っています。
私自身、これまで個別面談は、介護職員さんだけでも数百名の経験があるのですが、
当然、その時は1対1の対面方式で行ってきました。それが当たり前だと思ってきました。
しかしながら、今回2対1での面談を実際にやってみますと、
聴き手側が、共にしっかりと受容的に関わっていれば、話し手は、よりリラックスした表情になり、
より現実的、客観的に、自分自身や、職場の状況について話ができるものなのだ
ということに気づかされました。
1対1の個別面談になりますと、話しても大丈夫という安心感が生まれたら、
ドーンと深い話に突入し、短時間の面談などでは、時間切れで面談が終わることが、
よくあるのですが、1対2という微妙な心理的距離感におかれますと、
そこまで深い話にならず、比較的浅めな話を冷静に話されることが多かったのです。
また、2人に話しているということからか、より丁寧な説明になり、
その結果として、自分の中での状況整理が進むといった副次的効果もあったように思います。
いずれにしても、こちらが想像していた以上に、違和感なく面談ができているのです。
ここ一番の面談では、やはり1対1の対面式面談が必要だと思いますが、
職場環境や職場の人間関係、評価を含む経営姿勢への疑問や誤解といった内容を、
短時間で面談するような場合については、
1対2の面談というのも、いいかもしれないと感じました。
何でも固定観念に縛られているとよくありませんね。
やはり、様々な関わり方を試行錯誤しながら、
常によりベストな方策を追及していかなければならないと、改めて気づかされました。
「常識を疑ってかかる姿勢」 大事にしたいですね。