介護報酬引き下げ

2015-01-11 リリース

テレビや新聞で報道されているように、

介護報酬は引き下げの方向で、最終調整に入ってきました。

当初は6%の引き下げが求められていたことを考えれば、

随分と軽減されたのではないでしょうか?

これについては、国全体からの視点、介護業界からの視点で

まさに正反対の捉え方になるのですが、やはり介護業界寄りになりますね。

 

捉え方はどうあれ、結果としては引き下げです。

決まったことに対しては、不平不満をいっても仕方がありません。

そんなエネルギーがあるのなら、経営者はスタッフに意識を向けて欲しいのです。

「報酬が引き下げになることで、自分達にはどんな影響がでてくるのだろう?」

と、一番不安に思っているのは現場で頑張っているスタッフなのです。

今回の報酬引き下げに対して、リーダーとしてスタッフにどのように伝えるか。

スタッフの士気が上がるような伝え方ができるでしょうか?

 

私個人としては、今回の引き下げは、大きなチャンスだと思っています。

状況が厳しくなるほど、職場環境を含め、人材育成確保に強い施設と弱い施設との差が

より明確になってくるからです。

厳しいようですが、介護業界でも施設の淘汰は避けられないでしょう。

報酬引き下げで大騒ぎしてますが、減収で苦しむのは、

一般企業では当たり前の話なのです。介護業界だけが特別ではありません。

デフレ不況やリーマンショックで、多くの企業が淘汰されたのです。

そして今後は、ブラック企業も、淘汰されていくことでしょう。

 

どんなに厳しい状況になっても、生き残る会社は必ずあります。

変化に対応できる会社だけが生き残っていくのです。

不平不満をいう前に、やらなければならないことが、たくさんあるはずです。

もう逃げられません。問題の先送りもできません。

それぞれの施設が一丸となって取り組んでいくしかありません。

真剣に向きあっていくあなたを、私たちは全力で応援します。

 

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