人を動かすモノ
人は、何によって行動を喚起されるのか?
これは、組織を預かる人たちにとって、非常に興味を惹かれるテーマではないでしょうか。
サイモンシネックのゴールデンサークル理論によりますと、
Why:なぜ → How:どのように → What:何を
の順に伝えていかなければ、人は動かないようです。
特に一番最初のWhyがなければ人は動きません。
動機付けに関しては、他にも心理学的な学説があります。
有名なものとしては、ハーズバーグの動機付け理論
達成欲求と承認欲求に直接働きかけること。
非常に古典的でシンプルな理論ですが、これを実際の現場で実践している企業は、
規模の大小を問わず、残念ながら殆どありません。
それを実践している企業が、人材を大切にしている企業として
特別であるかのように、注目されています。
なぜ、この仕事をやらなければならないのか?
そして、それを成し遂げた時に、どれだけの達成感が得られるのか?
さらに、周囲から、どれだけ承認され、自己肯定感が満たされるのか?
上記3点を実現するために、特別に必要とされる技術や経験はありません。
どこの企業でもやる気になれば、あすからでもやれることなのです。
実際に実現している企業が少ない理由としては、
そういった原理原則を知らないこと、やり方を知らないこと。
でも、一番は、何のためにやっているかを
熱く語ることができる経営者が少ないということではないかと感じています。
今、現在そういった立場でお仕事をされているあなたには、
ちょっとした考え方の違いで、組織が大きく変化する可能性があること、
そして、一般職員の方に対しては、
状況がどうあろうと、自分自身が何のために、今の仕事をやっているのか
今一度、振り返っていただければ良いのではないかと思います。
自分の仕事に、意味を見出した時、仕事に対する考え方が大きく変わってきますよ。