パワハラと言われない指導方法
2022-01-31 リリース
パワハラじゃないですか!
職場における指導の仕方について、介護の現場でも苦労が多いようです。
できていないことを注意しただけなのに、泣かれたり逆ギレされたり。
「パワハラじゃないですか!」
などと言われたらどうしよう等々
管理者の心配は絶えません。
ここを越えたらパワハラで、ここまでならパワハラではありません!
みたいに、簡単に線引きできるものでもありませんしね。
事を叱って人は責めない
パワハラと言われない指導方法の一つ
「事を叱って、人は責めない」をお伝えします。
まず、できていない事(事実)は伝えなければなりません。
遅刻したとか、配薬ミスをしたとか、提出物が期限に遅れたとか、
これをやらないと指導になりません。
できていない事実を伝えるのは、パワハラではありません。
問題になるのは、その後に続く言葉なのです。
「何回言ったらわかるん?」「そんな人は要らない」「使えんね~」
「人としてダメやろ」「介護には向いていない」「もういい。私がやる(あなたではダメ)」
「やる気ある?」
これらは、事実ではなく、人格否定であり、人を責めているだけの言葉です。
どうしてもこらえきれず、たまに出る位なら情状酌量の余地はありますが、
一日に何度も繰り返されるようになりますと、
相手に与える精神的苦痛は相当なダメージになっていきます。
人に言われたキツイ言葉は、累積されるうちに凝り固まって、憎悪へと変わっていきます。
普段はあまり意識されていませんが、
人を叱る時は「事」と「人」の2段構えになっていることが多いのです。
自分の指導方法に自信が持てなければ、まずは2段構えのチェックから始めてみましょう。
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