わかりやすい評価とは

2017-09-21 リリース

前回は、職層手当について取り上げました。

今回は、それに関連する話でもありますが、評価についてです。

 

みなさんの事業所では定期的に人事考課を行っていることと思います。

弊社においても、多くの事業所から相談を受けることの多いテーマですが、

「事業所の数だけ評価シートがある!」

と言っていいほど、あらゆるパターンの評価項目を見てきました。

場合によっては、評価項目が100項目近くあるケースもありました。

面談時、上司と部下が二人で向き合い、

100項目を互いにチェックする?! 考えただけで、ゾッとします(笑)。

また、殆どの考課が、

「機能していない」「評価の仕方が難しい」「人によって評価差が大きい」

といった声を聞きます。

 

特に難しいのは、点数化でしょう。10点評価で6点と7点の違いは?

と部下から問われて、明確に説明することはほぼ不可能でしょう(笑)

不思議な点は、そんな難しい評価に対して、わざわざ多くの時間を割いて面談を行い、

双方に不満が残るだけの結果を招いてしまっているということです。

評価項目の見直しも、殆どされないままです。

 

では、評価の仕方ですが、こういったものは、複雑にするほど機能しません。

シンプルなABCの3段階評価で充分なのです。

「挨拶をする」といった項目ならできていればB、できていなければC、

ここまでは、ほとんど問題ないと思います。

ポイントはA評価ですよね。

A評価は、他者に指導や働きかけをしているかどうかを評価基準にするのです。

より具体的な運用については、さすがにここでは触れられませんが(笑)

指導できるかどうかという評価基準は、

自己評価においても他者評価においても、かなり有効に機能します。

 

そもそも、評価というのは人材育成が目的であり、

組織は常に将来のリーダーを育てていかなければならないのです。

リーダーに求められるスキルは、部下を育てていくこと、指導していくことです。

評価において「指導する」という項目に全員が意識して取り組んでいけば、

「わかりやすい人事考課」と「リーダー予備軍育成」が同時にでき、

さらに「全員で新人を育てる」という職場の風土づくりにもつながります。

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