どうする 人材確保

2013-08-13 リリース

先日、愛媛県内では最大規模の福祉就職セミナーが県社協主催で行われました。参加事業所の求人数は636人(昨年より269人増加)、それに対し参加者は200人程度でした。数字の上からも厳しい状況が伝わります。1998年には700人を超える参加者があったようですが、今となっては信じられません。

このような状況は今後さらに厳しくなっていくでしょう。しかし、いくら嘆いてみたところで状況は変わりません。介護業界自らがこの変化に対応していくしかないのです。この状況を改善するために、まずは1人でも多くの方に介護の仕事に興味をもってもらうことが大事だと思います。求職者にとっては、その両親や家族の理解、進路指導に関わる先生方の後押しが欠かせません。本人は介護の仕事をやりたがっているのに、周囲が止めてしまう事が非常に多いのです。65歳以上の要介護認定率が20%ということを考えれば、近い将来、自分の家族を含めた周りの人が介護を受けることは必ずあるのです。決して他人事ではない介護について、幅広く知ってもらう必要があると思います。

私は介護施設に少しでも興味を持っている方がいれば、施設に同行し、実際に現場を見てもらうようにしています。ケアマネとして介護現場で仕事をしていた時は、利用者と共に施設に行くことは何度もありましたが、まだ介護を必要としていない一般の方に同行することはまずありませんでした。しかし、こういったことを通じて、広く介護現場を知ってもらうことこそが、人材確保につながっていくのではないかと思うのです。

施設見学は絶好のPR機会になるのです。いつ誰が見学に来ても、良い印象を持ってもらうことが大切です。掃除の行き届いた清潔な職場環境、職員の気持ちの良いあいさつ、職員や施設長が介護に対する熱い思いを語る等々。ただ、ハローワークに求人を出して、待っているだけでなく、地域住民、児童や生徒、学校関係者、保護者に対して、見学にどんどん来てもらうよう働きかけるといったPRの場を自ら作り出していくことが必要です。私自身も微力ながら、地域の方々に興味をもっていただく活動をこれからも続けていきたいと思っています。

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