人が辞める理由を1つずつ減らすこと

2018-09-18 リリース

人材確保の難しさを取り上げた、あるテレビニュースで紹介された運送会社の話です。

従業員16人で何とかやりくりして頑張っていたのに、

過酷な労働環境の中、1人また1人と退職者が出始め、やがて半分の8人に…。

3年間募集しても応募者はゼロだったので、思いきって給料を50万円に引き上げてみました。

それでも反応がなく結局倒産に追い込まれた…。

 

運送会社というのは、値引き競争など業界的に厳しい上に、

今後車がセルフドライブになることやドローンによる配送などが、

予想され、産業構造自体が大きく変わる可能性があります。

つまり、5年、10年先に運転や配送という仕事自体の存在が危ぶまれ、

若い従業員の将来像が描けないという難しさがあったとは思うのです。

 

でも介護業界には、産業構造自体が大きく変わるということは、

今のところはなさそうです。(絶対に無いとも言えませんけどね)

介護報酬も低く抑えられることはあっても、値引き競争が起こるようなことはありません。

業界としては、他と比較しても恵まれていると思います。

それでも、人がいないから倒産に追い込まれる。

給料をいくら上げても人が来なくなるというのは、介護業界としても覚悟しておくべきことです。

こうならないようにするには、どうすればいいのでしょうね。

 

まずは、今頑張ってくれている職員の皆さんが辞めないようにすることですね。

なぜ辞めるのか、それには必ず理由があります。

家庭の事情など職場以外の理由の場合もありますが、本当はそれは僅かなのです。

9割は、職場の問題や不満があることが殆どです。

特に人間関係面ですね。

仕事自体がきついという声も上がるのですが、

その本質は、頑張っている人と手を抜く人の差が激しいなど、

これも人間関係やチームワークが原因であることが多いのです。

こういった職員の本音に向き合い、改善できることを

一つずつ解決していく。

 

職員さんの要望全てに応じることは難しいでしょうが、

単純に改善できるようなこともたくさんあるのです。

不満を1つ解決すれば1つ辞める理由が減ります。

チームワークを高めるコミュニケーション型研修を実施するのも良し、

職員さんの本音を聞き出すヒアリングやアンケートを実施するのも良し、

とにかく人が辞めない職場をつくるための具体的行動を起こし、

それを継続して改善し続けることです。

状況が悪化する前に、先手先手で取り組んでいきましょう!

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