リーダーシップを考える

2020-08-10 リリース

介護業界はリーダーになりたがる職員が少ないんですよね。

なぜか?リーダーはしんどいものだと思われているからです。

それに加えて、苦労に見合う報酬が、一般職員と大差ないことが多く、

割が合わないと思われることも大きな理由の1つです。

でも、組織は、誰かがリーダーにならなければ成立しません。成長もしません。

利用者も良いサービスを受けることができなくなります。

結果的に誰も得をしない組織になってしまうのです。

リーダーは組織にとって欠かすことのできない存在です。

今回はリーダーシップについて、取り上げてみたいと思います。

 

日本の社会心理学者、三隅二不二が提唱したPM理論とは、

リーダーシップは、

P:Performance「目標達成能力」とM:Maintenance「集団維持能力」の

2つの能力要素で構成されるというものです。

目標設定や計画立案などにより目標を達成する能力(P)と、

メンバー間の人間関係を良好に保ち、集団のまとまりを維持する能力(M)の

2つの能力の大小によって、

4つのリーダータイプ(PM型、Pm型、pM型、pm型)を提示し、

PとMが共に高い状態(PM型)のリーダーシップが望ましいとした理論です。

シンプルでわかりやすいですね。

 

PM型(P・M共に大きい)

目標を明確に示し、成果をあげられると共に集団をまとめる力もある理想型

Pm型(Pが大きく、Mが小さい)

目標を明確に示し、成果をあげるが、集団をまとめる力が弱い。

成果はあげるが人望がないタイプ

pM型(Pが小さく、Mが大きい)

集団をまとめる力はあるが、成果をあげる力が弱い。

人望はあるが、仕事は今ひとつというタイプ

pm型(Pが小さく、Mも小さい)

成果をあげる力も、集団をまとめる力も弱い。

残念なリーダータイプ。

 

介護現場においては、いい人間関係づくりを重視されることが多く、

目標に対する意識が低い場合が多いですね。

数字がない、数値目標というものが、抜けていることが多いのです。

売上が先月と比較してどうなのか、前年同月比は?

売上目標に対する達成率は?稼働率は?

離職率は上がっているのか、改善傾向なのか?

成果を数字で表すことができるものに関しては、できる限り数値化して、

目標を立てて、みんなで共有し、取り組んでいくことが大事です。

そして、達成できた時は、みんなで喜び、頑張ったことを認めることです。

コロナウイルスの影響で、思ったように成果を出せなかったこともあるかもしれませんが、

思っていたほど悪くなかったかもしれませんし、想像以上に悪かったかもしれません。

大切なことは、良くも悪くも現状の事実を数字で明確に認識することなのです。

そうしないと、リーダーとしての対応が後手に回ります。

数値目標と人間関係づくり、この2つを意識しながら、

リーダーの仕事、あり方を考えてみましょう。

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