「してあげる」はしんどくなる

2019-03-17 リリース

介護の仕事に限りませんが、

同じ行動でも、どのような気持ちで行っているかによって、

相手の気持ち、自分の気持ちに全く違う変化が起きます。

 

実は、

相手に与えるためには「させていただく」という気持ちが必要です。

してあげると思うと自分からエネルギーが出ていきます。

でも、させていただくと思えば、自分にエネルギーが入ってきます。

 

どれだけたくさんのエネルギーを持っていても、

与えつづければいつかはなくなります。

お世話をして「あげる」というのでは、

いつかエネルギーがなくなってしまいます。

そして、エネルギーが底をつき始めると、気持ちに余裕がなくなり、

せっかくしてあげてるのに…と、

不満の気持ちが湧き上がってきたりするのです。

また、「してあげる」みたいな気持ちで、お世話されても

相手は決して気分は良くないと思うのです。

 

お世話をさせて「いただく」、介助をさせて「いただく」

多忙な中でも、そんな気持ちを持って、関わっていけば、

少なくともエネルギーが涸れることはありません。

では、どんなエネルギーが入ってくるのでしょうか。

 

まずはサービスの対価としてのお金がありますね。

時々忘れてしまっている人がいるのですが、

毎月のお給料は、会社や施設からもらっているのではなく、

利用者さんからいただいているのです。

お世話をさせていただける利用者がいらっしゃるから、

お給料をいただけるのです。利用者がいなければいただけないのです。

さらにいえば、

介護保険という公費が入ってますから、

国民のみなさんから、より重みのあるお金をいただいてるのです。

その点は、介護保険のサービスに関わっているみなさんには、

しっかり理解していただきたいと思います。

 

 

また、心に響くエネルギーとしては、ありがとうという感謝の言葉であったり、笑顔であったり。

お金と違って、こちらは、

あなたがお世話をさせていただける分だけ、無制限にいただくことができます。

でも相手が満足していなければ、本当の笑顔も出ませんし、感謝の言葉もいただけないかもしれません。

もちろん相手に無理強いするものではありませんが、

サービスを提供するプロとして、利用者満足の追求はして欲しいですね。

 

まあ、いずれにしましても、「いただく」という気持ちで、関わっているのですから、

支援ができた時点で、実は何らかのエネルギーはいただいているんですよね(笑)

上記以外にどんなエネルギーをいただいているのか、後はみなさん自身で考えてみて下さい。

「~してあげる」「~させていただく」

やっていることは同じでも、ちょっと視点を変えることで、気持ちがかなり変わってきますよ。

忙しい現場ではありますが、このことを時々思い出してみて下さい。

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